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スポーツ障害その1

 暑さもだんだんと和らぎ、過ごしやすい日々も増えてきました。食欲の秋、読書の秋、スポーツの秋と様々なことに取り組みやすい季節の一つでもあります。

 特にスポーツにおいては初めて取り組む中で勝手がわからなかったり、間違ったフォームでスポーツをしていると怪我をすることはとても多いです。なので今回は、スポーツ障害について紹介していきたいと思います。

 スポーツ障害というのは、それぞれのスポーツをすることによって負傷しやすい特有の部分の事を言います。例えば、野球であれば野球肘ゴルフならゴルフ肘テニスならテニス肘など特に負担がかかりやすい部分の怪我が頻発しててしまいます。

病院で、野球肘と診断された患者さんが来院されました。野球肘とは肘の内側にある骨の付近で起こる炎症のことで、内側上顆炎といいます。投球フォームをチェックすると、投球をする際に肘が肩より前に出てしまい肘の内側に負担がかかることにより負傷したことが原因でした。

ゴルフ肘の場合では、ダフってしまった時や叩き付けるスイングを心掛けている方は片側の腕の内側に負担がかかり負傷して内側上顆炎になってしまうことがとても多いです。

テニス肘の場合はフォアハンドの時とバックハンドの時と二つの負傷パターンがあります。フォアハンドの時に痛くなる方は内側上顆炎・バックハンドの時に痛くなるのは外側上顆炎という傷病名になります。原因としては、フォアハンドの場合打つ時に肘を伸ばしきってラケットを小指側に倒しすぎてしまった状態で打っている。バックハンドの場合ほとんどがシングルバックの方で、球を打つ際肘を伸ばしきってラケットを親指側に倒しすぎてしまった状態で打ってしまっていることが多いです。

※上記のような原因での負傷はあくまで一例であり、一人一人原因や症状は違ってきますのであくまで目安として考えてください。

では、なぜ内側や外側の違いが出るのかというと

肘の外側には、手首を親指や甲側に曲げる筋肉(伸筋)がつき

 肘の内側には、手首を小指や掌側に曲げる筋肉(屈筋)がついているからです

筋肉はそれぞれ関節を伸ばしたり曲げたりする筋肉があるので、その動きによって怪我をする部分が違ってきます。

怪我の改善や予防に関節や筋肉のストレッチはもちろんのことですが、どの競技でもプロのフォームを盗むことはとても効果的です。もし痛めてしまったときはしっかりと治療をして、何故そのようになってしまったのかの原因を明らかにし、再発の予防に努めてスポーツを楽しんでいきましょう!!

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